本と音楽と珈琲の日々

読書録、日々の出来事、雑感をつれづれに

ZK もっと図書館を活用してはいかが

 「趣味は?」と聞かれて「読書」と答える人は結構多いはず。私もその中の一人です。たくさん読めばいいというものでもないことは百も承知ですが、それでも残りの人生の時間で、あとどのくらいの本が読めるのだろうかなどと考えてしまうと、読みたい本の割に残りの時間が少ないことに底知れぬ焦りを感じてしまいます。

 そんな私ですから、ほんの細切れの時間を見つけては、読書に耽っていますが、問題はやはり本の購入費用についてです。

 巷に出回っている読書術、読書法などの本を読みますと、ほとんどの著者が「本は図書館で借りるのではなく、買って読まなければダメ」と説いています。

 しかし、小遣いがふんだんにあるのならばともかく日々の昼食代すら節約をしなければならない現状を考えれば、やはり新刊本を好きなだけ買うというわけにはいかないものです。

 それに加えて買って読んだ後の本の保管・管理も決して馬鹿にはなりません。自宅に図書室さながらの専用部屋があるようなお金持ちは別にして、普通の庶民にはそのような金銭的余裕も空間的余裕もないのが現実です。

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 そこで、私は数年前から、「積極的に近くの図書館の利用をしてみる」ことにしてみました。多くの先生方からの批判は承知の上ですが、それでもたくさん本は読みたい、でもいろいろな制限があるのは、悲しいけれどまぎれもない事実。

 ならば、図書館を自分の書庫・書斎と捉えて、今まで以上に活用してみよう、使い倒してみようと思ったのです。

 幸いにも近所に公立図書館が3館あり、3館併せれば蔵書量など全く不満がない状況であることがわかりました。加えて郊外(いわゆる田舎)ですから、それほど混雑していることもなく、A館で貸し出し中であってもB館では貸出可能であったりして、結構、便利に使っています。また、最近の図書館はどこも蔵書の有無を自宅にいながらネットで検索できますから、目当ての本がある場合には、あらかじめ貸出可能かどうかをチェックすることができ、「行ってみてがっかり」ということがほとんどありません。

 折角、自治体が税金を使って整備してくれている施設ですから、遠慮せずにどんどん使ってみてはいかがでしょう。

 そして本当に手元に置いておきたい本は、ちゃんとお金を出して買う、そうすれば私のように少ない小遣いでも、充実した読書ライフが過ごせると思うのです。

 さて、ゴールデンウィークも始まりましたが、休日、ちょっと空いた時間があれば、近くの図書館にふらりと行ってみてはいかがでしょうか。

 きっと新たな発見があると思います。

  

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