PM『今、僕のできること』
いつも誰かの代わりだった
僕を見つめるその向こうには
僕ではない誰かがいた
いつも誰かの代わりだった
僕への笑顔のその向こうには
僕の知らない誰かがいた
いつも誰かの代わりだった
僕へ届けられたその手紙は
僕ではない誰か宛のもの
いつも誰かの代わりだった
あなたがくれた一枚の写真は
僕の知らない誰かへの贈り物
夜更けに届くあなたからのLINE
あの頃の思い出
優しい言葉
行き場のない想い
どれもみんな僕ではない誰かへのもの
いつも誰かの代わりだった
ずっと誰かの代わりだった
僕の向こうにあなたが見ているもの
僕の知らない誰か
とうの昔から気づいていたけれど
それでいいと思ってた
気づかないふり 続けてた
それであなたが救われるのなら
それであなたが歩いていけるのなら
それがたったひとつ
なにも持っていない僕が
あなたにあげられるものだから
なににもなれない僕が
あなたのためにできることだから
ZK 『自宅映画の日々』
dTVとChromeCastで自宅寝室がプチ映画館になっています。梅雨時、休日は自宅で映画鑑賞もなかなかです。
映画、読書、コーヒー、どれもみな梅雨時の休日と相性が良いようです。
5月の鑑賞メーター
観たビデオの数:2本
観た鑑賞時間:257分
海街diary DVDスタンダード・エディション
《TV地上波》生命の意味や家族の絆、人生のあり方などを4姉妹の生活を通じて、優しくじんわりと問いかける作品でした。2015年のMy Best Movieです。
鑑賞日:05月28日 監督:
アンナ・カレーニナ [DVD]
原作を読まないで観るとおそらくあら筋を理解するのも難しいかもしれません。作品自体は一見の価値あり、主役のキーラ・ナイトレイの美しさと悲嘆に狂う様は見応えがありました。時間をおいてまた観たい作品です。
鑑賞日:05月01日 監督:ジョー・ライト
鑑賞メーター
ZK 『人生の扉』ということ
先日、川島なお美さんが胆管がんのため、54歳でなくなられました。同い年の自分としては、そろそろそういう年齢を迎えつつあるのだということを改めて実感しました。
実は私自身も定例の人間ドックで胃に腫瘍が見つかり、今月初めに入院して手術を受けました。がんではないものの、腫瘍が悪性か否かはまだ検査結果が出ていません。
仮に悪性であれば今後も再発・転移に備えての治療が必要になってくるようです。
日本人の平均寿命がかなり長くなっているとは言え、必ずしも自分がそこまで生きられる保証があるわけではもちろんありません。
残りの人生の時間がどれ程あるのか、誰にもわからないことですが、だからこそ一日一日が素晴らしい。既に言い尽くされたことだと思いますが、日々、今日という日を迎えられたということが実は稀有な奇跡であるということ、まさに「有難い」事柄であるということを身にしみて感じました。
さて、その時までに日々いかに生きていくのか。
まさに竹内まりやの歌う『人生の扉』を1枚1枚開きながら、今日という日を生きていこうと思います。
http://youtu.be/K6oIxzxUiA4

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ZK インフルエンザにかかり考えたこと
毎年、予防接種をして体調管理に気を付けていたためか、ここ10年以上、インフルエンザにかかったことはありませんでした。
ところが今年は何故かインフルエンザにかかり、先週末から出勤停止、自宅療養となりました。抗インフルエンザ薬の効果もあり、熱は比較的早くおさまりましたが、頭痛と喉の痛みはかなり続きました。
ベッドに臥しつつ日がな考えたこと。それは、『エイジング』という事実。
安易に年齢のせいにはしたくありませんが、年々、体力が衰えつつあることはやはり否定できない事実ではあります。そのことに気付いていなかったのではなく、気付きながらも何も手当てしようとしなかったこと。それこそが一番の問題。体調を管理するだけでなく、積極的に向上させていくつもりで努力をしなければ、これから益々右肩下がりになってしまうのでしょう。
時間は止まってはくれない、だからこそ、少しでもそのながれが緩やかになるよう努めなければ。
痛む頭で、そんなことを考えていました。

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MV 『おくりびと』 観ました
久しぶりの休日、ちょっとだけ早起きをして自宅で『おくりびと』を観ました。以前、一度テレビで放映されたときにも観たのですが、その時は何かとバタバタしていて落ち着いて観ることができなかったので、今日は改めてゆっくり最初からエンドロールまで一人で集中して観ました。
山崎努、本木雅弘、広末涼子、吉行和子、笹野高史、余貴美子など出演者は錚々たるメンバー。公開当時とその後アカデミー賞外国語映画賞を受賞した折りには、かなり話題にもなり、久々に大ヒット日本映画だったと記憶していますが、「売れた作品はすぐには観ない」という私の信条から、この作品も当時は観たい気持ちは多々あったものの、やっと今頃になって観たという次第です。
しかし、やはり多くの賞をとり、売れただけのことはある作品でした。納棺士(夫)という極めて特殊な仕事にスポットを当て、そこから広がる物語の面白さといった部分はもちろんのこと、俳優陣の演技の秀逸さも目をひくものがありました。
個人的には、主人公小林大悟の妻美香を演じた広末涼子の演技に感動しました。いえ、それはもしかすると演技というのとは少し違うのかもしれません。広末の醸し出す雰囲気というか空気感が、美香の心情を巧みに観る側に伝え、科白の決して多くない役どころであるにも関わらず、作品の中で大きな存在感を放っています。
実際の撮影現場の状況がどうであったのかは、知る由もありませんが、作品から伝わってくるのは、それぞれの役者がまさにぴったりと役にはまり、見事に演じきって、この作品を素晴らしいものに仕上げているというところです。そして、それはおそらくキャスティングの上手さでもあり、かつ、監督以下スタッフ全員の作品に対する想いの結晶化に成功したということなのでしょう。
このような映画が増えると、日本映画の将来も明るいかもしれません。
「おくりびと」は最近では数少ない秀逸な日本映画作品のひとつでした。
原作の『納棺夫日記』も読んでみようと思います。

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BR 『されどわれらが日々-』柴田翔 『20世紀の思想』加藤尚武
久し振りの更新です。8月後半にちょっとバタバタしてしまい、気づいたら既に9月。台風が通り過ぎるとともに、夏も通り過ぎてしまったようです。
そんなわけで、8月はあまり本は読めませんでした。その中でちょっと良かった本を2冊ご紹介。
『されどわれらが日々ー』は、かなり昔に、確か高校生のころに読んで以来の再読でした。芥川賞受賞作でもあり、当時は私たち世代のバイブル的な作品だったように記憶しています。
久し振りに読み返してみて感じたことは、やはりこの時代の小説は、人間の苦悩に対してある意味、誠実で真摯的だということです。今の時代ではとかく私たちが巧みに目をそらしてしまうこと(あまりに素直すぎてちょっと恥ずかしく感じてしまうようなこと)に、ストレートに斬り込んでくる迫力があります。しかし、もちろん、そこには必然的に行き詰まらざるを得ない問題点も抱えています。
読み終えて感じたのは、やはり、私たちはかの頃とは大きく変わってしまったということ。それが良いか否かは別にしてもこの作品を通じて、諸々のことが大きく変転したという事実を否応なしに見せつけられた気がしました。
一方『20世紀の思想 マルクスからデリダへ』は、近代哲学の系譜とその思想の連関を易しく分かりやすく説いた本です。
個々の思想は理解できても、その思想が生まれた土壌と背景、必然性等がよくわからないといった感想を、特に19世紀以降の思想に関して抱いていたのですが、この本を通じて、そのあたりの整理ができ、かなりすっきりと腑に落ちました。ま、もっとも単に今までの自分自身の見識の低さと不勉強が原因ではあったのですが。
本書のまえがきに書かれている
二十世紀の哲学思想を、特定の立場や領域に偏ることなく、もっとも分かりやすく概観する…
といった狙いは、その通り、成功しているように思います。近代哲学の大きな地図、或いは相関図を私たちに示して、その流れを「見える化」してくれています。
哲学をこれから勉強しようと思っている人には、この本をスタートとして。ここから、どっちへ進んでいくのか、それが読み手に示された課題でもあり、可能性でもあります。
また、今まであちこちを彷徨してきた人にとっては、もう一度、頭を整理するためのリフレッシュポイント。
いずれにせよ、単なる哲学史の本ではないところが、この本の魅力でもあります。
以上、最近、読んだ本の中でちょっと良かった本、2冊を紹介させていただきました。夏が少し急ぎ足で通り過ぎた今の季節は、読書にとってかなり良いコンディションです。私もこの週末、読書に耽ることにします。

